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[店頭イベント]「ORIGO Journal」創刊号 先行販売会

12月9日(土)と12月10日(日)の二日間、マテオ・アルベルティによるジャーナル「ORIGO Journal」創刊号の先行販売をIACK店頭で行います。

マテオ・アルベルティは、金沢市で小さな町屋レストラン「ORIGO」 @origo.restaurant を営むシェフです。創業以来、「ORIGO」は地元の特産品や伝統的な食材の研究に取り組み、食の職人を深く掘り下げてきました。しかし、伝統的なレシピや個人的なストーリー、そしてそれらを取り巻く文化や歴史を発見する喜びは強烈なものであると同時に、それらが永久に消え去る危険性の高さを思い知る苦い経験でもありました。

今回新たな試みとして出版されるジャーナルは、次々と絶滅危惧種になっていく手作り品や伝統工芸、コミュニティ、職人たちの存在をより多くの人々に知ってもらうためのプロジェクトです。本誌は手作業を含みながら細部まで一貫したこだわりを持って制作され、売上は年2回刊行される本誌の出版に使用されます。このプロセスは最終的に、文化の保護と地元の職人や農家、猟師などへのサポートにつながるでしょう。

創刊号となる本書では、古来より奥能登地方に伝わる保存食「巻鰤(マキブリ)」を取り上げます。

日曜日の14時から16時にはマテオ・アルベルティ氏も在廊いたしますので、この機会にどうぞご来場ください。

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「ORIGO Journal」創刊号 先行販売会
会期:12月9日 (土)、10日 (日) *日曜日14:00-16:00作家在廊
会場:IACK (金沢)
営業時間:12:00-18:00
入場無料

「私たちはデジタル化された世の中で生きている。テンポが速く、産業と市場の法則が常に私たちを支配している。そんなことはみんな知っている。そしてそれは多くの美しいものを犠牲にしている。手作り品やその土地ならではの伝統工芸、人々のコミュニティ、昔ながらの職人たち。これらはすべて絶滅危惧種となっている。このままでいいのだろうか。一冊の冊子に何ができるのか?初めてのことなので私たちにもよくわからない。願わくば私たちが考えている目的を果たすことができればと思う。彼らの物語をもっと多くの人に知ってもらいたい。自分たちの技で他人の心を動かすことができる職人たちの物語を。それが私たちを奮い立たせる。うまく行けば、私たちが皆さんを奮い立たせることができるだろう。この実験的で実証的な自己出版は、それらのかけがえのないものを保護することを目的としている。あなたが一冊購入くだされば、このプロジェクトに貢献することになる。年齢、文化、国籍など様々な背景を持つ人々が、それぞれの技術を結集し、職人的な製品を作り上げた創刊号「巻鰤」をどうぞお楽しみください。500 部限定発行で、唯一無二なものになるように仕上げました。お楽しみいただけることをこころより祈っています」 ─ マテオ・アルベルティ

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