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Our Favorite Books of 2021

2021年も残すところ僅かとなりました。

今年もIACKで取り扱った作品集の中から店主が特にピンときた作品集をセレクトいたしました。例年通り、店主の個人的視点から選出しています。コメントもつけておりますのでどうぞご覧になってみてください。
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作品集を読む『Japan Works』

10月17日まで店頭で、そして現在はオンライン上でベルギー在住のオーストリア人アーティスト、アグライア・コンラッド(Aglaia Konrad)のアーカイブ展を開催中だ。この展示はコンラッドの代表的な作品集を中心に、これまで参加したグループ展や個展のカタログ、その他関連書籍やグッズまで幅広く網羅した、世界でも類を見ない充実した内容となっている。

幸いなことに、現在IACKには充実したコンラッドの作品集コレクションがあり、そして先日オランダの「Roma Publications」より出版された新刊は、『Japan Works』というタイトルが示す通り、日本をテーマに制作された作品である。日本の観客にとっては、この作家の作品世界に触れるまたとない機会と言えるだろう。

今回は『Japan Works』の読解を中心に、型に捉われずにあらゆる探究を続けてきた作家の魅力に迫る。
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再掲:作品集を読む『Dark Rooms』

イギリス出身の写真家、ナイジェル・シャフランは、1980年代後半にヨーガン・テラーやコリーヌ・デイ、デイヴィット・シムズらとともにロンドンの『i-D』、『THE FACE』、『Dazed & Confused』誌などで活躍した写真家の一人である。現在ではファッションフォトグラファーというよりは、ギャラリーや美術館で展示を行う写真家として認知されている。1995年に自費出版したパートナーのルースとの生活を記録した写真集『Ruthbook』は、彼のキャリアのターニングポイントとなっただけでなく、写真家と被写体の関係性を捉えた名作として写真集の歴史にもその名を深く刻んだ。
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長く、豊かに作品集を楽しむために Vol. 2

前回は、IACKが作品集をセレクトする上で重視しているポイントをご紹介しました。今回からは、そのようにセレクトした作品集をどのように紹介していきたいと考えているかを少し。

量とスピードをどのように捉えるか】

2010年代のアートブック/写真集ブームは、過去に例を見ない数の作品集と観客を生み出しました。しかしその反面、しっかりと鑑賞されることなく埋もれてしまった作品や、一時的ブームとして消費することしかできずに離れてしまった観客たちが多く生まれたことも事実です。

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作品集を読む『In Search of Appropriate Images』

闇に沈む山々に浮かぶ岩石とコンクリート。表紙から既に不思議な世界観が窺い知れるが、作品集自体もそれに負けず劣らずなデザインだ。赤橙色のハードカバーを開くと、ブロック状に左右に振り分けられた二冊の作品集が現れる。上部がメモパッドのように綴められており、縦開きの仕様がこれから広がる異質な世界を予見させる。
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