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世界最小のアートブックフェア? ──Local (Art) Book Market

世界には大小さまざまな規模のブックフェアが存在しますが、「Local (Art) Book Market」は、世界最小のアートブックフェアと言ってもよいのではないでしょうか。

そもそも、この規模でブックフェアは成立するのか。その定義とは何なのか。本企画は、そうした問いを確かめるための実験の場でもあります。

この企画には毎回、アートブックの分野において全国的にもユニークで高い水準を誇る、石川県内のスペース/作家と、IACKとゆかりのあるゲスト出展者が参加しています。

今回は「CYRO」、「IACK」、「Keijiban」、「NN」に加え、アーティストの長嶺慶治郎と、東京を拠点にするデザインスタジオwellのメンバーでもあるアーティストの高原颯時・グラフィックデザイナーの村尾雄太によって運営される出版レーベル「SAMY PRESS」がゲスト出展いたします。

この小さな街に暮らし、写真やアートブックに関心を持っていても、この企画に参加するお店やその活動をよく知らないという方は少なくないと思います。本イベントでは、出展者だけでなく、それぞれのお客さんが一堂に会することで、ローカルシーンを視覚化し、より身近なところから土壌を豊かにしていくことを目指しています。

そもそもブックフェアの魅力とは何でしょうか。出展者と直接交流できることや、一度に多くの商品を見られる点も挙げられるでしょう。しかし私が思うその真髄は、会場に生まれる熱気にあります。細部は違えど、同じものを求めて会場に集まる人々の姿を目にし、理由ははっきりしなくても、思わず手に取ってしまう──その体験こそが魅力なのだと思います。

じっくり見たり、整理された情報に触れたければ、書店やオンラインストアの方が確実です。それでもブックフェアには、そこでしか味わえない面白さがあります。Local (Art) Book Marketは、極限まで削ぎ落とした形態での実践を通して、ブックフェアの本質的な魅力を、都心から離れた土地でも感じていただける場になるはずです。

ここから、あなたが身近に楽しめるものが生まれていく。あるいは、すでに持っている楽しみを、より豊かなものにしていく。そのための土台を、ともにつくっていけたらと思います。

つらつらと書いてきましたが、ご来場の際は難しいことは考えず、新年最初の営業日に合わせて開催されるイベントとして、ぜひ気軽に足をお運びください。

当日、皆さまに新年のご挨拶ができることを楽しみにしております。

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Local (Art) Book Market
日時:2026年1月10日(土)
開催時間:11:00-19:00
会場:IACK 〒920-0864 石川県金沢市高岡町18-3
入場無料、予約不要

*駐車場、喫煙所、お手洗いはございません。駐車は近隣のコインパーキングを、喫煙は指定の喫煙所をご利用ください。自転車でお越しの方はIACK通路奥、あるいは店内での駐車をお願い申し上げます。

出展者プロフィール

CYRO(能美)
2020
年、石川県能美市のサロンの一角にあらたに併設したとても小さなフリースペース。Artbookphotobookなどの作品を取り扱う。社会・文化・コミュニティ・環境の中での自由と独立、その美しい表現の探求をしている。
www.cyro-space.com
@cyrospace

IACK
(金沢)
2017
年、写真家の河野幸人のアトリエとして石川県金沢市に設立。 その後「開かれた書斎」というコンセプトのもと週末に一般開放を開始した。 現在では独立系出版者から大手出版社まで、現代写真を中心とした世界各国の作品集を取り扱うほか、ギャラリーとしてさまざまな企画展や各地でのイベント開催を行う。
www.iack.online
@iack.studio

Keijiban
(金沢)
金沢を拠点とした、エディションの制作・出版社及びアート作品の展示スペース。ベルギーのアートプラットフォーム(SIC)の共同創立者であり、雑誌「A/R」の編集長を務めるオリビエ・ミニョンが日本で初めて手掛けるプロジェクト。海外に居住する重要なアーティストのプリント、マルチプル、オリジナル作品をプロデュースし、毎月展覧会形式で「掲示板」内で発表、オンラインで販売する。
www.keijiban.online
@kei_ji_ban

NN
(金沢)
不定期でアーティストや写真家の企画展を開催、作品や書籍などの販売を行う。
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SAMY PRESS
(東京)
アーティストの長嶺慶治郎と、東京を拠点にするデザインスタジオwellのメンバーでもあるアーティストの高原颯時・グラフィックデザイナーの村尾雄太によって運営される出版レーベル。印刷物が作品として機能する支持体としての出版物のリサーチ、制作をアーティストと共同で行い、可能的なものとしてのアートの場づくりを試みている。
@samy_press

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