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Surface: Contemporary Photographic Practice
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イメージが世界を形作る現代における写真表現のあり方と写真の位置づけをテーマに、68名の現代写真家たちの作品を収録した作品集。ありふれた写真家カタログとは異なり、文字通り最後のページに到達するまで収録された280枚の写真に関する解説や撮影者情報は開示されない。その構造はたとえ著名な作家の作品であっても、全てが同じ「イメージ」の泉に還元される現代の写真のあり様を体現しているようであり、来るべき写真集という表現形態の発展をも予見させる。本書の編集には、2010年以降の写真集シーンを牽引するロンドンの出版社「MACK」を主宰するマイケル・マック(Michael Mack)が名を連ねており、「MACK」の前身である「steidlMACK」よりも以前に、彼が頭の中に描いていた写真集表現を実践した貴重な記録とも捉えることができるだろう。またナイジェル・シャフランでは妻のルース、古屋誠一では妻のクリスティーネといったような、その写真家を特徴づける被写体やモチーフが避けられている点も本書を異質な一冊にしている。収録作家Robert Adams/Nobuyoshi Araki/Lewis Baltz/Uta Barth/Bernd & Hilla Becher/Zarina Bhimji/Anna & Berhard Blume/Mark Borthwick/Hanna Bryan/Richard J. Burbridge/Donald Christie/Stephane Couturier/Davies & Davies/Dawid/Corrine Day/Philip-Lorca diCorcia/Horst Dieklerdes/Annabel Elston/Peter Fraser/Katrin Freisage/Seiichi Furuya/Andrea Giacobbe/Jim Goldberg/Nan Goldin/Paul Graham/Andreas Gursky/Claudine Hartzel/David Hiscock/John Holden/Jenny Holtzer/Axel Hütte/Lee Jenkins/Nick Knight/Noriko Kobayashi/Inez van Lamsweerde/Laura L. Letinsky/Robert Longo/Glen Luchford/Craig McDean/Wendy McMurdo/Taiji Matsue/Donald...
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南アフリカ在住の写真家、ジェローム・ミン(Jerome Ming)による作品集。 ミンはロンドンに生まれ、東アフリカのザンビアとマラウイで育ち、そして再びイギリスに戻りノッティンガム・トレント大学でファインアートを専攻。現在は南アフリカを拠点に活動している。本作はミャンマーのヤーゴンで滞在中に制作された作品であり、タイトルの『Oobanken』は東南アジアや南アジアに生息するカッコウ科の野鳥、大蕃鵑から取られている。現地での日々の営みの光景や事物がミンの視点とレンズを介することで、どこか夢の世界のような非現実的なイメージへと変容している。そのシュールさはかつてのモダニズム写真を思わせるが、作品の見せ方としてナラティブ(流れ)に自覚的であるという点は極めて現代的であり、何よりモノクロームの世界に溢れる光とグレーのトーンの美しさが印象的な一冊である。 - Title: OobankenArtist: Jerome MingMACK, 2019Hardcover, 165 x 210 mm68 pages¥5,550 + tax
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国際的写真家集団「マグナム・フォト」候補生であり、2014年にグッゲンハイム奨励金を受けた経歴をもつアメリカ人フォトグラファー、グレゴリー・ハルパーン(Gregory Halpern)による作品集。 初期のアメリカ開拓者はカリフォルニアを黄金の国、豊かな地と呼んだ。現代においては、無計画に広がる街並みや複雑に入り組んだ道路、スラム街といった明らかな揶揄が含まれる一方で、その土地を簡潔に言い表すことは容易ではない。そこには、荘厳美やサイケデリア、自己破壊など全く異なる要素が併存しながらも、ある種の不思議な調和が生み出されている。どの土地においても矛盾や予測不能なことがあふれているが、カリフォルニアではひときわ極端な傾向にある。文化と歴史、美しさと醜さ、贖罪と絶望が並存し、超越的であると同時に無情なほどの脚光に晒されている本書は、ロサンゼルス東部の荒野の風景に始まり、西に進んだ先に臨む太平洋の景色で終わる。西方への旅とはたんに海への渇望をほのめかすだけでなく、アメリカ東部にいた初期の入植者たちが自明の運命と掲げながら全うした太平洋に至るまでの大掛かりな開拓史、言い換えればアメリカ発展の歴史をなぞらえている。本作で写真に収められている土地や人々、生き物たちは作者の被写体となる以前から存在しているが、フィクション、あるいはファンタジーのように一連の写真を構成・編集することによって、いびつなほどに膨れ上がった人口に耐え切れず、崩壊の危機に瀕しながらも淡々と続くカリフォルニアの日々の一場面として映し出されている。 - Title: ZZYZXArtist: Gregory HalpernMACK, 2016Hardcover, 240 x 290 mm128 pagesFirst edition, third printing¥6,750 + tax
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日本人写真家、富安隼久による作品集。 ドイツ・ライプツィヒで、当時作者が住んでいた学生實の部屋の窓から撮影した写真で構成。8階の南向きの部屋から見渡せる公園に置かれた卓球台に焦点を当て、デッドパン・スタイルを用いて定点観測的に撮影。その間に時刻や季節、公園に訪れる人々が移ろいでいく。タイトル「TTP」を意味する「tischtennisplatte(卓球台)」が本来の卓球台として使われるだけでなく、日光浴であったり、スケートボードの障害物、物干し、子供がよじ登る遇具、ミーティングスポット、賠やかな通りからの進難場所などその用途は数知れず、ページをめくるたびにこの卓球台が異なる表情を見せる。作者の長きに渡る好奇心の結果、人間の行動から滲る習性やユーモア、それぞれの人の持つ独特な気質をこの謙虚に镇座する卓球台のもとで吒間見ることができる。 (ディストリビューター解説文より抜粤)定点観測という非常にシンプルな手法とアイディアにも関わらず、一台の卓球台を通した人間模様が巧みに映し出されている。公共物は公共であるがゆえに普遂的な風景の一部として私たちの目に写るが、実際は公共であるからこそ、そこには各人の生活における公共の領域と私的な領域の接点のズレや、各々が抗く「普遂性」の多様なあり方が浮かび上がるのだということを感じさせられる。 - Title: TTPArtist: 富安隼久 (Hayahisa Tomiyasu)MACK, 2018Softcover, 200 x 270 mm260 pages¥5,550 + tax
Vanilla Partner by Torbjørn Rødland (Mint)
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ノルウェー人写真家、トールビョルン・ロドランドによる作品集。トールビョルン・ロドランドの5冊目の作品集となる本書は、オスロ、東京、北京、そしてロサンゼルスで撮影された写真を収録。これまでの直接的でありながら特異であり、美意識や社会規範の境界を押し広げるロドランドの作品の特徴を引き継いでおり、カタログのようなテーマ別に構成された直線的な構造を否定するレイアウトで、フェティッシュな孤立感のある画像を組み合わせている。写真のポートレートというジャンルに見られるヒューマニズム的なリアリズムも、ポストモダン的な役割分担も受け入れない本作は、現代のイメージ作りの文化的複雑さと古風な基盤を探求する。本書のタイトルは、写真というメディアが持つストレートな記録としての前提を認めているのか、それとも自分がそれに支配されていると考えているのか、アーティストとそのメディアとの関係の曖昧さについて疑問を投げかけている。また、多くのイメージは1980年のアメリカ大統領選挙に関連した、明確な政治的言及を持っている。新品未開封。-Title: Vanilla PartnerArtist: Torbjørn RødlandMACK, 2012Embossed linen hardcover, case binding260 x 220 mm156 pagesFirst editionISBN: 9781907946318¥24,200 -Mint Copy
Let's Sit Down Before We Go by Bertien van Manen
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オランダ人写真家、ベルティアン・ファン・マネンによる写真集。本書は、1991年から2009年にかけて撮影された代表作、『A Hundred Summers, A Hundred Winters』(1994年刊)に収録されなかった同時期の写真から構成。タイトルの「Let's Sit Down Before We Go(Prisyadim Na Dorozhku)」とは、道中にぬかるんだ雪道やオオカミが待ち構えるシベリアの冬に、馬や荷車で長旅に出る際、ひざまずいて祈りを捧げた風習にちなんだロシアの格言である。ファン・マネンは当時のコンタクトシートを見返し、イギリス人写真家のスティーブン・ギルに意見を求めた。ギルは、500枚以上のコンタクトシートに写っているプリントをすべて見せてほしいと依頼し、写真の選別だけでなく、配列までも行った。『A Hundred Summers, A Hundred Winters』の時代には、写真とはこうあるべき、という厳格なルールが依然として存在したとファン・マネンは振り返る*。2作とも『The Americans』に見られる写真配置/編集の手法に基づいている点は共通しているが、本作は不完全さの自由を編集テーマに、露出オーバーやピンボケ写真、はたまた旅先の友人の子どもたちが勝手に撮影した写真までもが含まれている。ドキュメンタリー写真の歴史的名作であるだけでなく、その観点から見ても写真表現の移り変わりを反映した重要な作品と言える。*Aperture 2015年秋刊 220号「The Interview Issue」-Title : Let's Sit Down Before We GoArtist: Bertien van ManenMACK, 2011Linen hardcover, case binding205 x 243 mm104 pagesText in EnglishFirst editionISBN: 9781907946127¥44,000 -Condition: Very Good
Easter and Oak Trees by Bertien van Manen
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オランダ人写真家、ベルティアン・ファン・マネンによる写真集。若き母としてだけでなく、アーティストとして自分の可能性も試したいと思っていたファン・マネンが成功するには、強い意志と粘り強い勇気が必要だった。そのような時期に、彼女は自分の家族や肉親を撮影していた。数十年が経過したあとで、このシリーズの主な被写体のひとりである彼女の息子が、ファン・マネンにそれらの写真の存在を思い出させてくれた。これらのモノクロ写真は明るさが特徴的で、70年代の彼女の子どもたちと家族の喜び、暖かさ、安心感が表現されている。『Easter and Oak Trees』は、この家族的な牧歌のほんの一部を共有しようという魅力的な招待状を読者に提供するだろう。-Title: Easter and Oak TreesArtist: Bertien van ManenMACK, 2013Hardcover with dust jacket205 x 172 mm112 pagesText in EnglishFirst editionISBN: 9781910164396¥12,100-
I Will Be Wolf by Bertien van Manen
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オランダ人写真家、ベルティアン・ファン・マネンによる写真集。1975年12月、スイス人写真家のロバート・フランクによるドキュメンタリー写真集の金字塔、『The Americans』に大きく触発されたファン・マネンは、当時は鉄のカーテンの向こう側にあった、とても古くバロック的な街、ブダペストに赴いた。通勤客、八百屋、薬局、カフェの店員、露天商など、グローバリゼーションが浸透する前のハンガリーの姿を、フランクの影響を感じさせる距離感とモノクローム・フィルムで撮影されている。変革期にある土地に赴き、現地の人々との交流を通して撮影を行う作者の原点とも言えるシリーズ。2011年に出版された名作『Let's Sit Down Before We Go』でタッグを組んだイギリス人写真家、スティーブン・ギルによる編集。 *鉄のカーテンとは、冷戦時代の東ヨーロッパの社会主義諸国が、資本主義諸国に対してとった秘密主義や閉鎖的態度などを風刺した言葉。 - Title: I Will Be WolfArtist: Bertien van ManenMACK, 2017Embossed flexi bound hardback with tipped-in image220 x 242 mm64 pagesText in EnglishFirst editionISBN: 978-1-910164-91-4¥6,050 -
Ciprian Honey Cathedral by Raymond Meeks (Signed)
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アメリカ人写真家、レイモンド・ミークスによる作品集。 ミークスは写真や本のフォーマットを用いて、視覚、意識、理解の境界線を詩的に描き出した作風で知られている。本作では、そのまなざしをより身近なところに向け、物質的な環境や一番親しい人達を果たして本当に理解できるのかを精査している。これまで長らく作者は、我々が自分の身の回りの世界をどのように構築しているのか、自分を快適にしてくれるものや受け継いだもの、物質的な成功のしるしなどをどうやって持ち歩いているのか、植物や時を刻む置時計など様々なものを使ってどのように家を飾り付けているのかといったことに興味を持ってきた。偶然見つけた廃墟や手入れの行き届いていない芝生の中に隠されている、小さな罪に共通する手がかりを作者は探している。我々の自己中心的な現実における最も重大な問いは、知識と理解に関するものではないだろうか。早朝、まだ眠っているパートナーであり同じく写真家のアドリアナ・オルト(Adrianna Ault)を撮影している。 - Title: Ciprian Honey CathedralArtist: Raymond MeeksMACK, 2020Hardcover, 300 x 240 mm 96 pagesFirst edition, signed by the artist¥25,000 + tax
In Plain Air by Irina Rozovsky
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ロシア人写真家、イリーナ・ロゾフスキーによる作品集。本作の出版から遡ること10年前、ロゾフスキーはブルックリンのプロスペクトパークの南側に位置する湖を小型モーターボートで周遊していた。そしてそこで家族や恋人、友人、そしてさまざまな文化や民族が、同じ土地と瞬間を共有している光景を目にした。公園という平等な空間に、目に見える現実として広がるアメリカの縮図のような光景 - それはたちまち彼女を魅了し、本作の制作へと駆り立てた。2011年から5年をかけて撮影された本作では、都会の喧噪から逃れるために季節を問わずプロスペクトパークを訪れる人々と四季折々の公園の姿が、高い濃度と透明感を併せ持つ美しいカラー写真によって写し出されている。-Title: In Plain AirArtist: Irina RozovskyMACK, 2021Hardcover240 x 285 mm96 pagesFirst edition¥6,200 + tax