Aus den Fugen 脱臼した時間
2007年1月27日から4月3日にかけて、静岡県のヴァンジ彫刻庭園美術館で開催された個展「Aus den Fugen」に合わせて制作された作品集。
タイトルの「Aus den Fugen」は、伊豆フォトミュージアムの学芸員であり映像作家の小原真史が本展に寄せた論考のタイトルに用いた、『ハムレット』の「The time is out of joint(時間の関節が外れてしまったのだ)」という台詞のドイツ語訳から借用している。未発表作品を多数収録。
「古屋の写真行為からは機械によって捉えられ、物質として残された映像をどのように身体化していくのか、私的な記憶という共有不可能なものがいかにして他者に向かって開かれていくのかという回路の一端が垣間見られる。そして、それは媒介としての写真の可能性そのものであり、個人的なアルバムから抜け出し、はからずも『作品』となってしまった写真の在りようを我々に見せてくれるだろう。今、古屋誠一は自らの写真の中に何を見るのか、そして『死後の生』を生きる者からの眼差しにどのように応えるのだろうか?」- 出版社解説より抜粋
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Title: Aus den Fugen 脱臼した時間
Artist: 古屋誠一(Seiichi Furuya)
株式会社赤々舎(AKAAKA Art Publishing), 2007
Softcover with dust jacket and obi-band, French binding
245 x 182 x 10 mm
92 pages
Text in English and Japanese
First edition
ISBN: 978-4-903545-10-3
¥5,000 + tax
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*古書の状態について
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