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"Nigel Shafran" に対して以下の商品が見つかりました。

6月25日(土)/26日(日)/27日(月)の営業に関して

以下営業日に関して、営業時間の変更がございますのでご案内申し上げます。6月25日(土)通常通り6月26日(日)15:30-19:006月27日(月)12:00-19:00 *振替営業展覧会は開催しておりませんが、先日まで開催していたナイジェル・シャフランのアーティストブックは27日まで会場に設置しています。また、オンラインでの販売が終了したポスターも店頭では継続して販売いたしております。限定300部のお品となりますので、お越しの際はどうぞお土産としてご検討くださいませ。 2022年4月29日から6月4日にかけて韓国のギャラリー「N/A」で開催された個展、「Nigel Shafran」に合わせて300部限定で制作されたポスター。シャフランのワークブックより、『Dark Rooms』に収録されたシリーズ『Packages 2012 - 2013』の制作時に写真を貼り付けていた1ページを元にデザインされている。N/A Exhibition: Nigel Shafrannslasha.kr/exhibitions/nigel-shafran-Title: Packages 2012 - 2013Artist: Nigel ShafranN/A, 2022Poster, 523 x 420 mmLimited edition of 300 copies¥3,850 -


Archives

Nigel Shafran
Books 1995 - 2022
2022年5月28日(土)- 6月12日(日) この度IACKは、イギリス人写真家のナイジェル・シャフランによる作品集展、「Nigel Shafran: Books 1995 - 2022
」を開催いたします。ナイジェル・シャフランは、1980年代後半にヨーガン・テラーやコリーヌ・デイ、デイヴィット・シムズらとともにロンドンの「i-D」、「THE FACE」、「Dazed & Confused」などのファッション/カルチャー誌で活躍した写真家として知られています。1995年に自費出版した作品集『Ruthbook』は写真作家としてのキャリアを本格的にスタートするきっかけとなったのみならず、パートナーとの関係性を題材にした名作として、写真集の歴史にもその名を深く刻みました。日々の生活の中で見過ごしてしまいそうな物事への鋭い視線と、遊び心に溢れたユーモラスな写真は、写真作家として、そしてファッション写真家として多くのファンを獲得してきました。「Nigel Shafran: Books 1995 - 2022
」と題した本展では、シャフラン氏が今日までに制作してきた全作品集に加え、展示カタログをはじめとした関連資料も合わせて展示いたします。今年5月に日本国内でも発売となる最新作『The Well』は、氏がおよそ30年間にわたり取り組んできたコマーシャル写真をまとめた初の作品集であり、同じく長年取り組んできたパーソナルワークとの関連性を探る意欲作です。本展は入手困難な代表作を手に取ることができるだけでなく、パーソナルワークとコマーシャルワークの相関関係に着目した最新刊をより深く読み込むためのガイドとなり、キャリアを通して一貫した作家の姿勢に触れられるまたとない機会となるでしょう。会場では最新刊『The Well』に加え、本展のために特別に用意されたサイン本、そして韓国のギャラリー「N/A」で開催中の個展に合わせて制作された限定ポスターの販売も行います。この機会にどうぞご高覧ください。Nigel Shafran: Books 1995 - 2022会期:2022年5月28日(土) - 6月12日(日)*第一週は水曜木曜、第二週は月曜火曜定休営業時間:平日12:00-17:30/土日祝12:00-19:00会場:IACK問い合わせ:info (at) iack.studio*ご来場における注意事項ご体調の優れない方はご来場をご遠慮ください。また、ご来場の際はマスクの着用、ならびに入店時の手指の消毒にご協力をお願いいたします。以上をお守りいただけない方はご入店をご遠慮いただく場合がございます。何卒ご了承ください。-ナイジェル・シャフラン/Nigel Shafran1964年、イギリス生まれ。1980年代後半よりヨーガン・テラーやコリーヌ・デイ、デイヴィット・シムズらとともにロンドンの「i-D」、「THE FACE」、「Dazed & Confused」などのファッション/カルチャー誌で活躍し、次世代の写真家として注目を集める。1995年に自費出版した作品集『Ruthbook』は写真作家としてのキャリアを本格的にスタートするきっかけとなったのみならず、パートナーとの関係性を題材にした名作として、写真集の歴史にもその名を深く刻んだ。日々の暮らしの中で見過ごしてしまいそうな物事への鋭い視線と遊び心に溢れた写真は、写真作家として、そしてファッション写真家として多くのファンを獲得している。nigelshafran.comインタビュー記事:Artist Interview: Nigel Shafran (Photographer)www.iack.online/pages/artist-interview-nigel-shafran-photographerTitle: The WellArtist: Nigel ShafranLoose Joints, 2022Softcover, 200 x 267 mm376 pagesText...


Teenage Precinct Shoppers (Signed)

¥73,700

イギリス人写真家、ナイジェル・シャフランの6冊目となる作品集。本書は1990年に「i-D」に掲載され、その飾り気のないポートレートやファッションへのアプローチで、90年代初頭のロンドンを拠点とする写真家たちに大きな影響を与えたふたつのシリーズを収録。モノクロ写真のシリーズは、イースト・ロンドン郊外に位置するイルフォード・タウンセンターで撮影され、カラー写真のシリーズはイルフォード・タウンセンターとブレントクロス・ショッピングセンターにて撮影された。500部限定、作家によるサイン入り。-Title: Teenage Precinct ShoppersArtist: Nigel ShafranDashwood Books, 2013Softcover, saddle stitched245 x 178 x 6 mm57 pagesText in EnglishFirst edition of 500 copies, signed by the artist¥73,700 -Condition: Very good/ページ上部に非常に小さな角打ち跡はあるが美品。


2022年度店舗営業が終了いたしました

本日、年内最後の店舗営業が終了いたしました。IACKはその性質上、あらゆる企画を内部で自己完結させることが可能なのですが、今年は他者との協働をテーマにさまざまなイベントを開催いたしました。それらのコラボレーションを通して学ぶことはこの場に書き切れないほど多く、また作品を介して新たな出会いも数多くありました。活動を継続できているのは普段からサポートいただいている皆様のおかげです。改めて感謝申し上げます。さて、店舗の営業は終了しましたが、もう少しオンライン・コンテンツを追加して参ります。まずは今年IACKで展覧会を行ったアーティストたちの作品集をまとめたページを作りました。展覧会の様子や記録はイベントアーカイブページやInstagramアカウントでもご覧いただけますので、一年を振り返りながらどうぞご覧ください。www.iack.online/collections/iack-exhibitors-2022*オンラインストアは12月30日までは配送を行い、31日から翌3日までの間は配送と問い合わせ対応を停止させていただきます。何卒ご了承ください。-IACK 2022[EXHIBITIONS]IACK Collection: Artists' Books by Seiichi Furuya2 -17 April, 2022www.iack.online/pages/iack-collection-artists-books-by-seiichi-furuyaSunday Afternoon * One year of Keijiban editions | Keijiban エディションの一年Keijiban22 -26 April, 2022www.iack.online/pages/sunday-afernoon-keijibanEmpty Nests ExhibitionAtsuko Murano Abalos30 April - 15 May, 2022www.iack.online/pages/exhibition-empty-nestsNigel Shafran: Books 1995 - 2022Nigel Shafran28 May - 12 June, 2022www.iack.online/pages/ns-books-1995-2022Wrapped Up in BooksJulia Borissova30 July - 14 August, 2022www.iack.online/pages/wrapped-up-in-booksSilencesVéronique...


記事

すべて ブックレビュー エッセイ/論考 インタビュー インタビュー 建築と記憶のポリフォニー──マーリット・バウ・ムストネン『Kirjan edustalla on aukio』をめぐる対話 ブックレビュー 遊びのためのエクスキューズ──「PLASTIC PRODUCT ZINE」から考えるZineの現在地 インタビュー 植物と占有の記憶──ヴィクトワール・ティエレ『Okinawa!!』をめぐる対話 インタビュー ダニエル・シェア『Distribution』をめぐる対話 エッセイ/論考 視点を解きほぐす写真集──マルタ・オース『Vertical Sift』 ブックレビュー 包攝から併存へ──ロー・エスリッジ『Le Luxe』 ブックレビュー 旅と写真が出会う場所──「As Seen」シリーズの魅力 ブックレビュー 正しさの凡庸を超えて──ダニエル・シェア『Distribution』 ブックレビュー 身体感覚、イメージ、距離──ロイターと海原が捉えた湾岸風景 エッセイ/論考 「私写真」を再考する──名を失う時代の“私”へ ブックレビュー ストロボが照らす廃墟の夢──レティシア・ル・フール『Le Crépuscule des Lieux』 ブックレビュー 歴史資料を超えた写真集へ──『Heap-O-Livin': Selections from the Lora Webb Nichols Archive 1899–1962』 エッセイ/論考 変容するイメージ、横断する領域──ヴォルフガング・ティルマンスと現代写真 ブックレビュー...


再掲:作品集を読む『Dark Rooms』

イギリス出身の写真家、ナイジェル・シャフランは、1980年代後半にヨーガン・テラーやコリーヌ・デイ、デイヴィット・シムズらとともにロンドンの『i-D』、『THE FACE』、『Dazed & Confused』誌などで活躍した写真家の一人である。現在ではファッションフォトグラファーというよりは、ギャラリーや美術館で展示を行う写真家として認知されている。1995年に自費出版したパートナーのルースとの生活を記録した写真集『Ruthbook』は、彼のキャリアのターニングポイントとなっただけでなく、写真家と被写体の関係性を捉えた名作として写真集の歴史にもその名を深く刻んだ。そして2016年、MACKから自身8冊目となる写真集『Dark Rooms』が出版された。本書は『Ruthbook』や、同じくパートナーを題材に制作された『Ruth on the phone』のようにひとつのシリーズから構成された一冊ではなく、シャフランが2005年から取り組んでいた未出版の5つのシリーズを中心に構成されている。スーパーのレジのコンベア上を流れる商品を撮影した「Supermarket checkouts」、エスカレーターを降りる人々を横からの目線でとらえた「Paddington escalators」、どこか物悲しさを感じさせる介護用品ショップのシリーズの「Mobility shops」、母親が自宅で制作していた作品を撮影した「Mother’s work」、そして自宅の台所に積み上げられた空の容器を写したシリーズ「Packages」。これらの一見脈絡のないシリーズの要所要所に自宅の風景を差し込みながら、本書は淡々と展開される。本作が過去のものとは異なり、極めて光の少ない場所で撮影された写真を多く採用している点に気がつくであろう。本書の制作中にシャフランは両親を立て続けに亡くしており、その出来事が『Dark Rooms』に大きな影を落としているということは本人も認める通りである。一体その出来事とこれらの5つのシリーズ作品はどのような関係性にあるというのだろうか。  本書は、2004年に出版されたモノグラフ『Edited Photographs 1992-2004』の続編とみなすことも可能かもしれない。パートナーとの生活や息子の誕生を受けて編まれた『Edited Photographs1992-2004』と、家族の喪失を受けて編まれた『Dark Rooms』。しかし、一見似た体裁をとった2冊の相違はその内容のみにとどまらない。 「シークエンス(順序)」という言葉は、シャフランが自身の作品について語る際に最も頻繁に口にする言葉のひとつである。写真をもとの文脈から抜き取り順序付けることで効果的にみせること、そしてそれを一冊の本で行うこと。それこそが『Ruthbook』での彼の発見であった。本書では、直接的に類似性を指摘するような配置や端的な構成は取っておらず、むしろ各シリーズを独立したものとしても鑑賞できるよう、各シリーズのシークエンスはほとんど崩されていない。ここでは写真単位のシークエンス付けとシリーズ単位のシークエンス付けが同時に行われており、シリーズとしての独立性は保ちつつも、『Dark Rooms』というひとつの新たな作品へと昇華させるという異質かつ大胆ともいえる試みがなされている。各シリーズの独立性と優位性を保ちつつ編集するモノグラフ的構造と、そこに別の視点を与えることで新たな作品へと昇華する構造。この入れ子構造は、『Dark Rooms』という作品にある種の語りづらさをもたらす。本書がどのような一冊かを説明する際に「5つの未出版のシリーズを収録した一冊」と言った途端モノグラフの構造にとらわれるし、一度モノグラフという言葉にとらわれたが最後、これがひとつの新しい作品であるとは捉えづらくなってしまう。この構造はこの本から徹底的に一貫した物語性、あるいはドラマ性の排除を行っているのだ。このドラマ性の拒絶はナイジェル・シャフランという写真家が日常に潜む非日常性、我々が享受している日常風景のある種の不気味さ、不格好さを個人的な視点から捉える写真家であり、「日常性」や肩肘を張らない「さりげなさ」が作品において重要な要素であるという点からも当然の帰結として考えられよう。ここではむしろ喪失を世の定め、生の一部として受け止めた上で前に進もうとする写真家の姿が浮かび上がってくる。いまならば断片的に思えた5つのシリーズにも関連性が見えてこよう。運ばれるということ、進んでいく時間、老いゆく定め、かつてあった存在、役割を失ったモノたち。そこでは淡々と、時と絡み合ったこの世の様が描写されている。 本書の冒頭には小さく、 “For my family, past, and present(家族、過去、そして現在に捧ぐ)” と記されており、そこに未来を表す “future”という言葉は見当たらない。写真家の取り組みとは現在から静止した時間(過去)へと接続することであり、その姿は、シャフランが本作を制作するにあたってのもうひとつの影響源として名を挙げる1946年公開のイギリス映画『A Matter of Life and Death(天国への階段)』で、天国の使者が自在に時を止めて現世へと関与するさまと酷似している。しかしここで決定的に異なるのは、天界の使者が静止した時間に関与することができるのに対し、我々にはそうすることは許されていないという事実だ。我々に可能なのは、写真という欠片を介して過去へと接続しながら、その中にでもなく未来にでもなく、現在の中にこそ光を見いだすということである。本書は部屋で眠る息子のレヴの写真と、日常の象徴である自転車の写真で幕を閉じる。シャフランが暗い部屋の中で何を見たのかは、明白であろう。それこそが『Dark Rooms』という作品を包み込む静かな力強さなのであり、彼にとっての写真のあり方なのだ。突飛な手段を取るわけでもイメージと戯れるわけでもなく、伝統的な構造を用いつつ同時にさらなる昇華を模索した本書は、現代における写真集というメディアの新たな在り方を提示しているのかもしれない。(This article was originally published on 22nd February 2017) -Title: Dark RoomsArtist: Nigel ShafranMACK, 2016Hardcover,...


スプーンをめぐる、デザインと写真の対話──ジャスパー・モリソン『A Book of Spoons』

過去に作品集展を開催したイギリス人写真家、ナイジェル・シャフラン(Nigel Shafran)のアーカイブより、彼が撮影を担当したジャスパー・モリソン(Jasper Morrison)の作品集、『A Book of Spoons』(1997年)を紹介します。 『Jasper Morrison: A Book of Spoons』(Imschoot uitgevers、1997年) インテリアに関心がない人でも、モリソンの名前を耳にしたり、その作品を目にしたことがあるかもしれない。VitraやFlosといった大手家具メーカーから無印良品まで、モリソンはプロダクトデザイナーとして、実に幅広い製品を手がけてきた。 「ジャスパー・モリソンはロンドン、東京、パリの3箇所を拠点として活躍するデザイナーです。 彼は、「スーパーノーマル」という独自のデザイン哲学を掲げ、奇抜で豪華なデザインではなく、「究極のシンプル」とも言える、無駄なものを削ぎ落とした、実用的なデザインが特徴です 」(Vitra社 ウェブサイトより抜粋) モリソンらしさに溢れたデザインの妙 1997年に出版された本書は、スロット付きのスプーンからアイスクリームの棒まで、モリソンが旅先で収集したさまざまな時代のスプーン・コレクションを紹介している。 冒頭にはスプーンの歴史を紐解く序文が収録されているが、その後は、均質なライティングで撮影されたスプーンのモノクロ写真が淡々と続く。 ノドに配置された小さなキャプションは覗き込まないと読めない。 本書は、その個性豊かなスプーンのキュレーションだけでなく、編集方針にも強いこだわりが見られる。 例えば、序文だけでなく各スプーンの説明文もすべて横書きで、背表紙から表紙までの全レイアウト(見開き中央の版元ロゴを除く)が横方向で統一されている。つまり本書は、横向きにして縦方向に開くことを前提としているのである。 さらにキャプションはすべてノド(本を開いたとき中央にくる部分)ぎりぎりに配置され、スプーンのビジュアルに視線が集中するよう工夫されている。そして最もユニークなのは、本の前半では写真が右ページに、後半では左ページに配置されるレイアウトだ。こうした構造からも、モリソンの徹底したデザイン精神と美学がうかがえる。 完璧さに余白を与える写真家の視点 このブックデザインを表す言葉として、「完璧さ」ほどふさわしいものはないだろう。しかし、もし本書が単なる「完璧なデザインブック」であれば、出版から年月を経た今も人々を惹きつけ続けることはなかったはずだ。その几帳面なデザインに柔らかな余白を与えているのが、ナイジェル・シャフランによる写真である。 ファッション写真家としての認知も高いシャフランだが、実は作家活動以前、静物写真──いわゆる物撮りを専門とするスタジオカメラマンのアシスタントからキャリアをスタートさせた。その経験は作家としての作品にも受け継がれ、絵画を参照しつつ、現代的なモチーフを独自の視点で捉えるスタイルへとつながっている。 本書が出版されたのは、彼が自費出版したファーストブック『Ruthbook』(1995年)から2年後。今ではあまり見られなくなったが、初期に時折採用していたモノクロフィルムによる撮影スタイルで統一されている。 均質なライティングで対象を撮影するこのアプローチは、現代写真の始祖のひとりであり、ドイツを代表する写真家デュオであるベッヒャー夫妻の仕事を想起させる。ベルント&ヒラ・ベッヒャー(Bernd & Hilla Becher)夫妻は、給水塔や工業建造物を影の出ない曇りの日に同じ構図で撮影し、それらを並べて見せることで差異を際立たせた。タイポロジーと呼ばれるこの一貫した手法は、コンセプチュアル写真の原点ともいえるもので、現在でも大きな影響力を持つ。 欧米諸国の高炉の写真を収録したシリーズ『Blast Furnaces』(The MIT Press、1990年) シャフランの写真は、ベッヒャー夫妻ほどのシャープさや細部の描写は目指していないが、均質な撮影によってスプーン同士の差異を際立たせるという点で、彼らの手法を踏襲している。 そして、本書に最も大きな余白をもたらしているのが、スプーンへの写り込みだ。木製やプラスチック製では見られないが、シルバーや光沢のある素材のスプーンでは、カメラやスタジオの風景が歪んだ姿で映り込んでいる。 商品撮影や目録写真では避けられるべき要素かもしれない。しかし、シャフランの場合、この写り込みは、ステージとバックステージの境界を曖昧にする彼の特徴を大いに感じさせ、完璧に整えられたデザインに柔らかさを添えている。 日常の道具から垣間見える新たな世界 小さなスプーンの集合から見えてくるのは、単なる道具以上の物語だ。そこには日常に潜む美しさを再発見する喜び、そして写真の本質的な問いへのヒントが詰まっている。 普段何気なく使うスプーンを、改めて凝視する機会は多くない。ベッヒャー夫妻と同じタイポロジーのアプローチを流用しつつ、彼らがレンズを向けた巨大建造物とは対極の存在──壮大さも複雑さもないシンプルな、小さな製品のコレクションは、スプーンが持つ単なる道具以上の存在感を示している。 物の本質や魅力を引き出す写真とは何か。しかめっ面で考えるだけでは答えが出ないだろう。案外、答えは本書のように、一見関係なさそうな対象から、そして緻密な計算のすき間から生まれる余白に、そっと立ち上がってくるのかもしれない。   -   Article by Yukihito...


(Summer Sale) Teenage Precinct Shoppers (Signed)

¥66,330 ¥73,700

イギリス人写真家、ナイジェル・シャフランの6冊目となる作品集。本書は1990年に「i-D」に掲載され、その飾り気のないポートレートやファッションへのアプローチで、90年代初頭のロンドンを拠点とする写真家たちに大きな影響を与えたふたつのシリーズを収録。モノクロ写真のシリーズは、イースト・ロンドン郊外に位置するイルフォード・タウンセンターで撮影され、カラー写真のシリーズはイルフォード・タウンセンターとブレントクロス・ショッピングセンターにて撮影された。500部限定、作家によるサイン入り。-Title: Teenage Precinct ShoppersArtist: Nigel ShafranDashwood Books, 2013Softcover, saddle stitched245 x 178 x 6 mm57 pagesText in EnglishFirst edition of 500 copies, signed by the artist¥73,700 -Condition: Very good/ページ上部に非常に小さな角打ち跡はあるが美品。


特装本プリントフェアのご案内

3月16日土曜日より、プリント付き特装本にフォーカスしたフェアを店頭で開催いたします。プリント付き特装本は、普段手が届かない憧れの作家の作品を手に入れたり、初めての写真作品購入にぴったりのお品です。弊店は基本的に豪華仕様の特装本を仕入れることはありませんが、ごく稀にプリント付きの特装本を扱うことがあります。弊店で取り扱う特装本はクオリティは勿論のこと、発行部数も少なく希少性も高いものが多いため、コレクションとしての価値も実際のプリントと比べて遜色がありません。今回のイベントではそれらのプリントを作品集と合わせてご紹介し、また一部のプリントは店主が細かな仕様までこだわったオリジナル額とセットで販売いたします。金沢はまだまだ冬のような気候が続いておりますが、これから訪れる春に向けて気持ちを高めることができる機会となりますので、どうぞご来場ください。出品作品Giacomo Brunelli ─ “Venice” Special Edition Lina Scheynius ─ “Lina Scheynius 11” Special EditionMark Steinmetz ─ “Past K-Ville” Special EditionNigel Shafran ─ “The Well” Special EditionNoémie Goudal ─ “Study On Perspextive II”Stephen Shore ─ “One Picture Book”Terri Weifenbach ─ “Between Maple and Chestnut” Special EditionYukihito Kono ─ “244” Special Edition and more他-特装本プリントフェア会期|2024年3月16日(土)、17日(日)、20日(水祝)、23日(土)、24日(日)、25日(月)、30日(土)*31日(日)は休業営業時間|11:00-14:00、15:00-18:00会場:IACK...


IACK BEST SELLERS 2022 | TOP 1 - 15

特集前編:TOP 16 - 30はこちら ... 15位|Nigel Shafran: Compost Pictures 2008 – 2009 (Photoworks, 2010) 2010年にイギリスのイースト・サセックスに位置するアートセンター「Charleston」で開催された個展に合わせて出版されたナイジェル・シャフランの作品集。ジンのような簡素な作りながらも構成に工夫が凝らされており、作品集での作品発表を何より重んじる作家らしさを堪能できる一冊でした。 ... 14位|Ruches, 2400 A.E.C. - 1852 E.C. / Hives, 2400 B.C.E. - 1852 C.E. by Aladin Borioli a.k.a. APIAN (RVB Books/Images Vevey, 2020) 養蜂における巣箱の形状に着目した人気作の第二版。内容が面白いのはもちろん、細部までユニークなブックデザインも必見です。https://www.iack.online/products/ruches-2400-a-e-c-1852-e-c-hives-2400-b-c-e-1852-c-e-by-aladin-borioli-apian?_pos=11&_sid=9bf431f16&_ss=r   ... 13位|Hotel Mermaid Club by Chris Rhodes (RVB BOOKS, 2019) ファッションの分野で活躍するイギリス人写真家、クリス・ローズによる作品集。決して挑戦的でコンテンポラリーな作風ではありませんが、だからこそ時代に流されずに残り続ける作品の力強さを感じさせます。綺麗なミントグリーンのクロスを施したカバーデザインも所有欲をそそられますね。https://www.iack.online/products/hotel-mermaid-club-by-chris-rhodes?_pos=1&_sid=7344ed74e&_ss=r...

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