2019/07/03 12:17


魅力的な本を構成する要素とは何か。


日々本に触れていると、内容やデザインだけでなく、手触りもまた重要な要素であることに気がつく。特に洋書はダストジャケットと呼ばれる本を保護するためのカバーや帯が基本的についておらず、剥き出しの状態のまま販売されているものが多い。布張りやヴェルヴェットが施されたもの、艶のある紙やザラついた印刷、写真が埋め込まれたものなど、一冊一冊の個性が指先や手のひらを通してダイレクトに伝わる。


ではわざわざカバーを掛けるような本の装丁はどうなっているのか。是非とも手持ちの本のカバーをめくってみて欲しい。全ての本がそうとは限らないが、中には予想外の表紙が隠れている場合がある。先週入荷したマンディー・バーカーの作品集はまさにそのタイプの本であった。そういえばバーカーの作品集は1冊目の『Beyond Drifting」も、『Beyond Drifting Digest Edition』もカバー下や細部まで作り込まれていた。これも作家と出版社の密なコラボレーションの賜物であろう。


僕たちは基本的にまず表紙を見て、気になれば本を手に取り、そして中身を鑑賞する。良い本はその一つ一つを要素として感じさせながら、しかし一連の流れを妨げることなく鑑賞することができる。あなたが好きな本はどのような流れで構成されているだろうか。そのようなことを意識して見返してみると、思いもしなかった発見あるかもしれない。


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Altered Ocean by Mandy Barker

https://www.iack.online/items/21141273?from=widget


Beyond Drifting: Digest Edition by Mandy Barker

https://www.iack.online/items/14203555?from=widget